いつか、伝えて
「そっか。そっか。

 頑張れ、ミユ。」



内心、“両思いじゃん”


そんな事を思いつつも、


冷静にエールを送る。




「レンもだよ。」


まだ、赤い顔で言った。



「え?」



「キョウヘイの事、


 好きなんでしょう。


 二人の関係、難しいけど、


 なんかね、お似合いって思う。」



「えーーーー。」



「バレバレだから。」






女の勘って素晴らしい。



レンは思った。



「じゃあー次は水着!


 勝負水着!」



そう言い、張り切るミユに


レンは手を引っ張


られていった。




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