。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。



さっ―――!!!


俺は口をぱくぱくさせて彼女を見た。


「龍崎 朔羅です。今日からお願いします」


と、ペこりと頭を下げる。




―――朔羅―――!!!





な、何でお前が居るんだよ!?


しかも、バイトって!!


「龍崎って…君と同じ名字じゃない?」と隣に居た仲間の店員が俺をつついてくる。


「あ……えと…」


何て答えりゃいいんだよ。


俺だって今初めて知ったんだぞ!?


しかも…


白いシャツに白黒、千鳥格子柄のベスト。黒のタイトスカートはちょっと短めで。


ってか女子用あったのかよ!おネエ店長の好みで男しか雇わないのかと思ってたのに。


じゃなくて!!制服が似合ってる!!



……可愛い…



「ヤベ。超可愛くね??」とどこからか声が聞こえた。


なぬ!?


「ホントだ。いかにも純真そうだし♪」


野郎共の舌なめずりをしてそうな顔が浮かんで、俺は居ても立っても居られなくなった。







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