。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。
報告会議!?
◇ 報告会議!? ◇
――――
――
叔父貴の会社を出て、あたしは街なかの指定されたカラオケボックスに向かった。
そこで戒とキョウスケがすでに待っている筈……
待ってる―――
「ど、どーしたの??二人とも…?」
あたしはカラオケボックスの扉を開けるなり、ソファでぐったりしている二人を見て思わず声を上げた。
戒もキョウスケも魂が抜けたようにぐったりと両腕、両脚を投げ出し、虚ろな視線を遠くに投げかけている。
「「変態が……」」
二人が弱々しく吐き、それでも戒はあたしが入ってくるのを見ると急に抱きついてきた。
「わ゛!!」
びっくりして体をのけぞらしても、戒の力強い腕は離れようとしない。
「朔羅~~~!!やっぱお前可愛いなっ!最高♪」
なんて言いだして、
「は!はぁ!?どーしたんだよ!!」
と、あたしは顔を真っ赤にさせた。
隣でキョウスケもあたしを見上げながら、「俺は女の子が好きです」なんてわけ分からんこと言い出す始末。
「そんなの分かってるけど、お前ら一体どーしたんだよ!?」