。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。

報告会議!?



◇ 報告会議!? ◇



――――

――


叔父貴の会社を出て、あたしは街なかの指定されたカラオケボックスに向かった。


そこで戒とキョウスケがすでに待っている筈……


待ってる―――


「ど、どーしたの??二人とも…?」


あたしはカラオケボックスの扉を開けるなり、ソファでぐったりしている二人を見て思わず声を上げた。


戒もキョウスケも魂が抜けたようにぐったりと両腕、両脚を投げ出し、虚ろな視線を遠くに投げかけている。


「「変態が……」」


二人が弱々しく吐き、それでも戒はあたしが入ってくるのを見ると急に抱きついてきた。


「わ゛!!」


びっくりして体をのけぞらしても、戒の力強い腕は離れようとしない。


「朔羅~~~!!やっぱお前可愛いなっ!最高♪」


なんて言いだして、


「は!はぁ!?どーしたんだよ!!」


と、あたしは顔を真っ赤にさせた。


隣でキョウスケもあたしを見上げながら、「俺は女の子が好きです」なんてわけ分からんこと言い出す始末。


「そんなの分かってるけど、お前ら一体どーしたんだよ!?」






< 250 / 592 >

この作品をシェア

pagetop