。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。
『おっは~♪&おひさ~☆』
相変わらず朝っぱらから元気なリコの声が聞こえてきて、あたしは戸惑った。
リコはキョウスケのことが好きだから、何もなかったにしろちょっと後ろめたいんだ。
「あ、おはよ…」
『なぁに~??元気ないじゃん。龍崎くんと喧嘩でもした?』
「や!違うよ!!あたしたちは超ラブラブだぜっ♪」
妙にハイテンションになって、あたしは答えた。
『そぉ~??あ、朔羅、報告☆おとつい響輔さんからアンケートの返信来たよ♪』
アンケート…?ってかあれから三週間ぐらい経ってるじゃん!
返信遅っ!!
『それからね~ちょっとずつメールしてるの』リコは幸せそうにふわふわ笑った。
「良かったジャン。リコ」
『うん♪朔羅のお陰だよ~、ありがとね』
いや…あたしは何にもしてねぇし。
ってか最近はイチの正体探るために正直それどころじゃなかった。
何かそうゆうこと忘れてリコとぱぁっと気分が晴れるようなことしたいな…
そんなことを思ってると、
『朔羅、いつバイトが休み~?せっかく夏休みなんだし遊ぼうよ~』
と、リコの方からお誘いがあった。
「うん!あたしも丁度そんなこと考えてた。えっと…休みは……」
と言いかけて、はっとなった。
休み―――今日じゃん!