。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。
は…はぁーーーーー!!!?
「そんなワケあるかぁ!気持ち悪りいこと言うなよ!!」
あたしは思わずキョウスケのパジャマの襟を掴みあげた。
凄みを効かして睨んだのに、こいつはぴくりとも表情を動かさない。
「だから、仮定の話ですって」
「まぁ男と女の関係なんて他人が理解できるもんじゃねぇし、可能性としてはゼロパーセントではないよな。
朔羅だって最初はあんなに嫌がってたのに俺とくっついたし?♪」
戒はキョウスケの発言をさほど気にする様子もなく、ご機嫌にあたしの肩を抱いた。
「その理論でしたら、お嬢と龍崎会長がくっつくのも可能性としてはゼロパーセントじゃないですよ?」
とキョウスケ。
「てめぇ!!喧嘩売ってンのか!!!」
いてまうぞ、こらぁ!と怒鳴って、戒がキョウスケにガンたれている。
あたしと叔父貴が―――?
朔羅―――俺はお前を……
またもあの言葉が甦る。
叔父貴があたしに伝えたかった言葉―――
それを聞いたら、
全てが壊れる予感がした。