。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。
ちょっと待て……
この展開何?
いや…そりゃ嬉しいけど。でも…どう考えたって朔羅酔っ払ってるよな―――
ベッドの上に腰掛けて、ちらりと朔羅を見ると、
脱ぎっ
朔羅はタンクトップを豪快に脱ぎだした。相変わらずきれいでイイ体が露になって俺は思わず顔を覆った。
「わ゛~~~!!お前何やってんだよ!」
「一々うっせぇ野郎だな。何って脱いでんに決まってんだろ」と不機嫌そうに目を細め、朔羅はスカートに手を掛ける。
「ま、待て!お前どうしちまったんだよ」
俺の方が慌てて、その手を止める。
こんな女初めてだよ。
すると朔羅は益々不機嫌そうに眉を寄せ、ベッドに腰掛けていた俺に、無言で乗りかかってきた。
「ち、ちょっと!」
と言う間もなく、朔羅は強引に俺のシャツを脱がせる。ただ、ただ驚いて慌てふためいている俺の服を朔羅は手際よく脱がしていく。
カチャカチャ…
何の音かと思っていると、それは俺のベルトのバックルを外す音だった。
「な、何やってんの~!?」
さすがの俺もこれにはびっくりして慌ててその手を止めるも、朔羅は俺の手を振り払い、自分のスカートをまたも豪快に脱ぎだした。
「うっせぇな。男なら狩れってんだ」
挑発的に睨まれて…
う゛~~ん…
ちょっと考えたのち、
やっぱ据え膳食わぬは男の恥って言うし?
いつもの朔羅じゃねぇけど、ヤっちまえば、こっちのもんか。
黒い考えが勝った。
「んじゃ、いっただきま~す♪」