。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。


「それよりお前何で寝るときまでブラつけてんだよ。苦しくないのか?」


戒があたしの背中をさすさす…


さ、触るな~~~!


「き、今日はキョウスケと三人でパジャマパーティーだったじゃん。さすがに男二人を目の前にノーブラではいけねぇっつの」


「まぁ、それはそうだな。でも俺の前では外しててもいいぜ~?苦しいだろ。とってやるよ♪」


ごそごそと戒の手が動いて、あたしのパジャマの中に手が入ってきた。


戒の熱い掌があたしの背中をそっと撫で上げる。




んぎゃぁああーーーー!!!


「さ、触ンじゃねぇ!!」


パチンっ


小さな音がして、ホックが外れた。


早っ!!ってか、手馴れてる!!?



――――!!!!


も、もう我慢ならねぇ!!



ガバッ



あたしは思わず勢い良く起き上がった。


戒は寝転がったまま不機嫌そうに眉を寄せている。


「何だよ、何もしねぇって言ったじゃん」


「そーゆんじゃねぇ!」


「じゃぁどーゆう意味よ」


か…


言いかけて、あたしは口を噤んだ。


「あ?」と戒がドスを利かせて睨みあげてくる。








「今日の下着は可愛いくねんだよ!!!この乙女心が分かんねぇってのかよっ!!」








あたしは叫んだ。





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