復讐少女
私は体を起こし、椅子に座っている蘭と同じ目線になるようにした。
「私さ、初めて蘭達に会った時憎くてしょうがなかった。
陽を殴っていた稟・智也・日向や
私を犯した薫・蘭のこと殺したいほど恨んでいた。
今は恨んでないと言ったら嘘になるけど
あの頃よりは恨んでない。
・・・蘭のこと好きだって気づいた時どうしようもないくらい苦しかった。
でも、私は復讐にすがってきたから
やめることが出来なかった。
下っ端君達には悪いことしたと思っている。
関係ないのに殴ってしまった。
それでも・・・悪いと思ってても・・・
やめることが出来なかった。
蘭へのこの気持ちをリセットしようと思ってた。
だけど・・・
・・・・・・無理だった。
好きすぎていまさら忘れるだなんて出来なかった・・・。」
正直に今自分が思っていることを言った。
すると蘭が抱きしめてきた。
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