最後の愛-last love-

戸惑い


次の休み。
あたしは彼氏といた。


今日はいつもと違う事がたくさん。


1つ目は罪悪感があること。

2つ目は彼氏にはばれなかったけど落合君から何回も電話がかかってきたこと。

3つ目は彼氏と遊んだ後落合君と遊ぶ約束をしていること。





今日のあたしの心は変に
ドキドキしていた。

浮気するつもりはなかったなんて言い訳にしかならないけど

あたしは彼氏に
恋をしていたつもりが
いつの間にか心替わりしていたんだ・・












夕方暗くなった道を駅に行く途中まで彼氏と歩いた。

いつも夕方には彼氏の家を出る。
いつもは外がどんなに暗くなっても送ってくれない。

めんどくさいというのが
伝わってくるし
わがままと言われるから
あたしも甘えない。




今日はたまたま
これから少人数のクラスメイトで体育祭の打ち上げがあるから出かけてくるらしい。


だから途中まで送ってくれた。


「お前も来れば?みんないるよー?」


あたしも同じクラスだから当然誘われたけど


「今日はこれから友達と約束あるから・・」

と言って断った。




彼氏と別れて1人駅に向かう。
電車に乗って2駅後が地元駅。






着いて辺りを見渡すと落合君がいた。
あたしを待っててくれたらしい。





もう外はすっかり暗い。
今日はあたし達地元の2年に一度の秋祭り。


地元の小さいお祭りだから夏祭り程盛り上がりはしなかったけど楽しかった。







祭も落ち着き始めた頃
あたし達はジュースを買って
神社の裏の石段に座って喋り始めた。
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