信じる気持ち ~strange animal~【完】










「お母さん?」


花鈴はしまった、と言うように自分の口を塞いだ。


《あの、さ…さっきの“お母さん”っての、忘れて…?》

「えー。ヤダ」

《意地悪》


あたしはその言葉をシカトして、学校へ向かった。






歩いている間も花鈴は何度も話し掛けて来たけれど、全部シカトした。












< 12 / 50 >

この作品をシェア

pagetop