溺愛lovers
Vol.1
お互いの気持ちを再確認した俺たちは
百合の家にいる。
「なんか、こーして
また嘉向と一緒にいれるなんて
夢みたい。」
百合はそう言って俺に抱きついた。
「俺も。
てっきり振られると思ってた。」
「振るわけないじゃん!
嘉向みたいないい男、
何処探してもいないもんっ・・・」
愛しい。
俺は百合の肩に手を回し
強く抱きしめた。
「百合・・・
俺、百合とひとつになりたい。」
「・・・アタシも。
嘉向と繋がりたい。」