想ぃ…
「里緒菜」
「んー?」
扇子を片手に扇ぎながら
お父さんの方に振り向く
「かっぱらいに行くか」
「ぅん…………は!?」
今爆弾発言が聞こえたような気がしたが…。
きのせいかな
「父ちゃん今…なんて…?笑」
父ちゃんはタバコに火をつけ、真面目な顔で言った。
「ん…かっぱらいに行くかって」
ちょっと…ちょっと…
こんな今生活ひぃひぃいってんのに、なんつう冗談を言い出すのよ…!
「ちょっと…冗談やめてよ」
「本気だ、よしいこう」
仕方なくあたしはついついった。