軽業師は新撰組隊士!
楓には、よくわからない単語ばかりの話だが
その計画を阻止しなければならないことは分かった。
そこで、土方が口を開く。
「今日、そいつ等が集会を開くことが分かった。」
「もう、上洛してるんですか?」
「ああ。」
沖田の質問に
頷く土方。
「集会の場所は?」
今度は原田が問う。
「目星はついてる。池田屋か、四国屋だ。」
でも、四国屋が本命だろうな、と土方は言った。
「ってことは。」
「もちろん、俺らの出番だよな?」
藤堂と原田がニヤリと笑ってそう言った。
「もちろんだ。」
土方も、不適な笑みで答えた。