軽業師は新撰組隊士!
楓は縄に乗る。
そして、縄の上でジャンプをしたり、縄にぶら下がって一回転したり。
しなやかで、躍動感があり、それでいて、惹きつけられる。
舞を踊っているかのように、ゆったりとした動きをしたり、そうかと思えば激しい動きをする。
「なぁ総司…。」
「なんですか…。」
「お前、地上であれだけの動きが出来るか?」
「無理です。」
楓は、一言も発さない。
しかし、皆は楽しんでいた。
危険そうに、見えるのに。
縄の上なんて、危ないのに。