軽業師は新撰組隊士!
俺はフールに哀れみの視線を送る。
「お前、大変そうだな、フール」
「おまっ…、無駄に順応してんじゃねぇ!」
あれだけ叫んで喉は痛くならないのだろうか、と思う。
心配はしてないが。
「そういえば、トッシーはどうやって帰るんだ?」
「………」
そうだ、林瑠偉の言葉で思い出した。
俺はどうやって帰るんだろう。
と、そこへ一枚の手紙。
〈…飽きた…、よって、帰るぜ土方!あ、違ったwwトッシーだったなww
by作者〉
ぐしゃり、と手紙を握りつぶした。
ムカつくな、おい。
すると
俺の座っていたところに、穴が開き
俺はそこに落ちた……のは良いが
―――ドシーン!
「え!わぁっ!」
「うおっ!?」
着地したのは、俺の部屋にいた楓の上で…
「……」
藤堂にバッチリ見られていた。
そこで俺は状況を確認してみると、俺が楓を押し倒しているように見える。
――ニヤリ、と藤堂は笑い
「ちょっ、みんな大変!副長サンが楓を押し倒してるー!」
「藤堂ー!」
「藤堂さん、誤解!誤解ですってば!」
散々な1日だった。
【END】
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(くそっ、フールのせいだ(←八つ当たり))
(…フール?)
(楓、いいか。俺はフールみたくはならねぇ)
(え、あ、はい。頑張ってください…?)