軽業師は新撰組隊士!




藤堂はニヤニヤと笑う。



「へー。サラシ、ね。」


「………藤堂さん。あなた、よく、変態って言われません?」


「ん?そんなこと日常茶飯事だけど?」



変態と言われるのが日常茶飯事とは、彼の日常とはどんなものだろうかと思う楓。


なんだか頭痛がするような気さえする。




「んー。まぁいいんじゃねぇの?楓ちゃん。サラシ巻いてるって分かったし。」



あっけらかんと言う原田。


「……分かってもらえて、逆に不愉快です。」


楓は、この人も藤堂と同族かと思ったが、



「あ?なんでだ?貧乳って誤解が解けたんだぜ?」


「……。」



ただ単に正直なだけらしい。



< 62 / 250 >

この作品をシェア

pagetop