最強の女総長
ライも兄貴と仲良くなっていた。
「唯斗さん、結婚式いつするか決まったんですか?」
4人で家の近くにあるファーストフード店でご飯を食べてるとき、ライが兄貴に聞いた。
「再来週。明日には招待状が届くと思う」
「銀神の方も来るんですか?」
「ああ。と言っても、銀神は10人しかいなかったからな…」
たった10人――しかも1週間で全国№1になった兄貴たちは凄いと思う。
さっきからライは兄貴や銀神に興味津々だ。
まぁ、憧れてたって言ってたしな…。
「海理姉…これ。叔母さんから海理姉に渡すようにって預かってきた」
そういえばライ。アメリカ行くって言ってたな。
1泊2日って凄いよな。
当の本人は何食わぬ顔をして、目の前の食べ物にがっついている。