最強の女総長
「蓮次が察してる通り…あたしは女龍の初代総長で、創立者だよ」
あたしが言うと蓮次は、やっぱり…という顔をした。
「個性的すぎて最初はバラバラで内部でのもめ事も多かった。
でもほとんどの奴に共通点があった。
今はその共通点のおかげで、みんなまとまってる。
強くなれば仲間もできるけど、次第に敵も増えていった…。
でもある事件を境に、女龍の副総長の席は空席になった。今も空席のままだ」
蓮次は何も言わず、ただ聞いてるだけ…。