最強の女総長
歯磨きをしながら制服を着る。
ケータイや財布をカバンに入れ、ドタバタと階段を降りる。
「愛理〜。階段は静かに降りろ!」
兄貴に注意されたけど、シカトして洗面所に行き、うがいをする。
ムダに長い廊下をまたドタバタと走る。
兄貴は呆れたのか、何も言わなかった。
「行ってきま〜す」
兄貴に言ってバイクに跨りヘルメット装着!
完璧遅刻じゃん…。
9時から1時間目が始まるからそれに間に合うために、バイクをかっ飛ばして学校に向かう。
バイクを走らせしばらくすると…
「あっっ!!」
あたしは急ブレーキをかけ、バイクを止めて、ヘルメットをとる。
「ニャ〜」
そこにいたのは猫!!
ヤバイっ!
可愛いっっ!!
あたしは動物好きでとくに猫(その中でも子猫)が、超がつくほど大好き!
残念ながら兄貴が猫アレルギーで家では飼えないんだけどね…。