最強の女総長


歯磨きをしながら制服を着る。


ケータイや財布をカバンに入れ、ドタバタと階段を降りる。



「愛理〜。階段は静かに降りろ!」


兄貴に注意されたけど、シカトして洗面所に行き、うがいをする。


ムダに長い廊下をまたドタバタと走る。


兄貴は呆れたのか、何も言わなかった。



「行ってきま〜す」


兄貴に言ってバイクに跨りヘルメット装着!



完璧遅刻じゃん…。


9時から1時間目が始まるからそれに間に合うために、バイクをかっ飛ばして学校に向かう。



バイクを走らせしばらくすると…


「あっっ!!」


あたしは急ブレーキをかけ、バイクを止めて、ヘルメットをとる。



「ニャ〜」


そこにいたのは猫!!



ヤバイっ!
可愛いっっ!!


あたしは動物好きでとくに猫(その中でも子猫)が、超がつくほど大好き!



残念ながら兄貴が猫アレルギーで家では飼えないんだけどね…。




< 55 / 240 >

この作品をシェア

pagetop