最強の女総長
「……なんで…?」
先に口を開いたのは向こうだった。
蓮次たちはあたしと相手を交互に見てる。
「……じゅ…ん…?」
あたしは小さく名前を言った。
コイツは、女龍初代副総長…迅の双子の弟。
「純…愛理のこと知ってんのか?」
「……ああ。愛理は…女龍初代総長…」
純が言うとみんなはザワザワしだした。
「蓮次。純は女龍初代副総長の双子の弟だ」
あたしと純の周りには他と違う雰囲気が漂っている。
――ガタン。
「愛理。純。場所変えるぞ…」
蓮次が椅子から立ち上がり言った。
あたしと純は蓮次について行った。
教室ではクラスのみんなが混乱してる様子だった。
ついたのは定番の屋上…。