最強の女総長


「蓮次。ソイツの場所がわかり次第、連絡をくれ。あたしはしばらく学校には来ない…」

「わかった。愛理……言いたいことがある。だからコトが片付いたら…聞いてくれるか?」



蓮次は真剣な瞳をしていた。



「………わかった。あたしは今から理事長に会って話してくる。純はあたしから連絡あるまで大人しくしていてくれ…」


「……ああ」




おそらくこれは…危険だと思う。


本当は純を巻き込むわけにはいかない。



ハッキリいうとあたしと純は、別々の道を歩む人間だ。


迅はあたしのために別の道を歩んで……
あたしのために、命を落とした。




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