結婚約束 ~大好きだよ~
そして約9年がたった。
そして俺は今日、日本に帰る。
「おぉ。翔じゃないか。久しぶりだな。」
高校の担任は俺たちの知り合いっていうか、お兄さん的な存在のお隣さんだった。
「朔矢さん。お久しぶりです。」
「菜穂樺を迎えにきたか。あいつずっと待っててんだぞ。お前のこと。」
その言葉を聞いたとたん、嬉しさがふつふつとわいてきた。
実を言うと不安だった。本当に俺をまっていてくれているか...
「よし、なら行くか。」
「お、おう。」
そして教室についた。