結婚約束 ~大好きだよ~
この中に菜穂樺がいると思うと緊張でおかしくなりそうだった。
「お前ら席につけ、今日は転校生が来ている。陸瀬入れ。」
ガラッ
俺は思い切って入った。
入った瞬間目についたのは、大人になっている菜穂樺だった。
俺はあいさつもせずに菜穂樺に向かって歩いた。
「おい。陸瀬っ。」
朔矢さんが呼んでいたけど俺は菜穂樺だけを見ていた。
そして菜穂樺の前に立った。そして、
「菜穂樺、ただいま。遅くなってごめんな。」
といって菜穂樺を抱き締めた。