結婚約束 ~大好きだよ~
ガラッっっ

っっ!?

入ってきたのは翔だった。まさに予想していた通りの事が起こっている。

背もすごく伸びていて外見は見違えるほどかっこよくなっていたけどそれはまさしく翔本人だった。

「きゃぁかっこいい」

女の仔達が口々にいう。でもそんな言葉さえ聞こえないくらいに私は翔しか目に入らなかった。

と、そのとき翔がわたしのほうに向かって歩いてきた。

「おい、陸瀬っ。」

そんな担任の言葉なんではなっから聞いてない。

そして、私の前に立ってこういった。

「菜穂樺、ただいま。遅くなってごめんな。」

そういった瞬間だった。翔は私を抱きしめた。

教室内にはたくさんの人がいていろいろ話しているのに、教室内に、まるで私と翔しかいないような錯覚に陥った。そこに翔はこう続けた。
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