+゚隣のキミ+。
[**]一途な想い
龍と別れたとき
私はこの恋を叶えると
約束した。
龍の優しさが
痛いほど伝わったの。
だから、こそ
伝えようと思った。
「ねえ?」
『んー?』
いつものチャットで
何気ない会話が続いた。
── 言わなきゃ。
「井田君さ、
好きな人誰なの?」
『んー
里菜さんが言ったら
いいよ?』
「ほんとに?
絶対言ってね?」
『うん』
「私の好きな人はね
井田君だよ?」