悪魔の連鎖ポイズン・キッス
渚は身体をビクッとさせた。かずやは後ろから、渚の両肩に手を添え、そこを起点としてひじにかけて、渚の腕をさわさわとなで回してくる。

「ちょっと、かずクン!?」

「やっぱり、良い匂いがする…」

「あ、ああ、ローションの香りね…」

「違うよっ!」

「!?」

「…好きな子の、匂いだよ。」

「えェ!? そ、それってどういう意味…


ひゃんっ!やだ、止め…
(≧ο≦;)」

「ここかな?多分…(クンクン…)…君のうなじ辺りから、良い匂いがする。ううん、そこも、ここも…」


渚は、まるで全身の骨が抜かれたかの様に、くたくたとカーペットの上に仰向けに倒れ込んだ。

…その上に、かずやが覆い被さる。

「ずっと、ずっと君が女の子だったら良かったのにって…

でも、もういい!男の子だったとしても、可愛いものは可愛いし、好きなものは、好きなんだっ!
(≧⊿≦;)」

「だ、駄目だよかずクン、こんなの!」

渚は、力の入らないなりに、必死にもがいたが、

「んんっ…」
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