悪魔の連鎖ポイズン・キッス
由美子は、生まれて初めて着るメイド服に戸惑いを覚えずにはいられなかった。

「こっ、こんな格好をしたって、渚君と顔を合わせればバレちゃうでしょ!?
(≧≦;)」

「はははっ、それは初めから心配してません
(^O^)」

「ハァ!?」

「今の由美子さん、とても可愛いですから、由美子さんだと教えられなければ、いつも一緒にいる僕でさえどこの誰だか…」

「そっ、それはどういう意味かしら…省吾君!?(ミシミシ…)」

「はわわっ!み、皆さん見てますよ! ぼ、ぼぼ、僕も一応お客様…」

-す、すごいですなァ、あのニャンニャン!

あんな硬そうなトレイ曲げてますよォ!
(;-o)ヒソヒソ…-

-やっぱりここ、ツンデレ喫茶ではないでしょーか!?
(д`;)個人的ハアハア…-

「くっ… あ、後で覚えておきなさいよ省吾…」

「ちょ、ちょっと由美子さん!あれ!あのテーブル席の子じゃないんですか、写真で見せていただいた渚君と言うのは…」

「えっ…ああっ、いつの間に!?
Σ(゜∇゜;)」
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