悪魔の連鎖ポイズン・キッス
「そ、それはその…」

恐らく、あの薬のせいだと由美子は思っていたが、その事についてはふせ、それ以外の出来事だけを先生に話した。

その保健室の先生は、名前を加賀野理恵子と言った。

「う~ん、末恐ろしい子ね、芦田君って( ̄○ ̄;)

だからこの子ずっと、泣いているの。」

「り、理恵子先生!朝はドタバタしていて、二人を置き去りにして説明できてませんでした。すみませんでした。

宮本さんはともかく、コイツだけは今、連れ帰りますので。

…おい、こら、起きろーっ(バシバシッ)

…あ い、いつもこうしないと、コイツ起きないもので、アハハハハッ(^。^;)」

「…まあ、いいわ(-.-;)

でも余りはたきすぎないように。

…あら?」

「…うっ…う~ん。


…あれ?ゆ、由美子さん!あっ、起こしてくれてありがとうございます!
今日も、遅刻せずに済みます。

…でも、痛い。」

「寝ぼけてんじゃないわよ!もう学校にいるわよ。
ここは保健室!」

「えっ、何で?あっ、しかもなぜ宮本さんが一緒に!?」
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