無題



2時間経って

なんだかんだで、雑談しながらやってたら完全にスピード落ちて終わんなくなった。

っていうか、どう考えても生徒がやるような書類じゃないのもあったし・・・。
それ以前に、本性を出した、佐々木さんは寝てるし・・・。


佐々木さんもとは不良だったんだろうなぁ・・・。

「起きて・・・もう3時なんだけど・・・」

あと一枚は私だけじゃ完成できない。
っていうか、やっちゃってもいいんだけど、 クラスに必要な委員やら班やら決めるやつ・・・学級組織を決めるのだから、学級委員でもない私が決めるのはアウトだろう・・・。


「ほら 起きてっ!! あと一枚だから!!」

って、なんで私がこんなに一生懸命になんなきゃいけないわけ?
本当に意味わかんない


「うっさい」

「うっさいじゃなくてさ・・・これじゃ、終わんないじゃん・・・」

「尚起きろっ!!」

おぉ・・・初めて名前呼んだ・・・。
じゃなくって・・・

「黙んねぇとと無理やり黙らせる・・・」

は?

「あんたが起きたらこれ以上騒がないわよっ・・・!!」

私が言い終わる前に急に腕を引っ張られ・・・口に生暖かい感触が・・・

っっっ!!

「バカっ!!」

私は思いっきり突き飛ばした
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