無題



「ナオが黙んないからわりぃんだろ・・・いってぇ・・・」

「っぁ、ごめん・・・大丈夫? どこ打った?」


って、なんで私が謝ってんのよ・・・。


「あと一枚だから・・・早く終わらせよ?」

「お前が終わらせといてよかったんだけどな」

「学級組織なんだから、私が決めたらダメに決まってるでしょ」

っていうか、佐々木さんって寝起き悪いんだね

なんか、反抗期の弟みてるみたい。

「ほら・・・飴あげるから 目覚ましてくれない? じゃないと、私も帰れないし・・・」

「別に帰れなくてもいいだろ」

何言ってんのコイ・・・じゃなくて佐々木さん・・・

「ずっと二人でいようぜ?」

なんて、佐々木君は囁き

「は? って・・・」声出しちゃった。

「あー・・・はいはい それよりさっさと書類終わらせるから・・・」
< 12 / 44 >

この作品をシェア

pagetop