無題
「ナオが黙んないからわりぃんだろ・・・いってぇ・・・」
「っぁ、ごめん・・・大丈夫? どこ打った?」
って、なんで私が謝ってんのよ・・・。
「あと一枚だから・・・早く終わらせよ?」
「お前が終わらせといてよかったんだけどな」
「学級組織なんだから、私が決めたらダメに決まってるでしょ」
っていうか、佐々木さんって寝起き悪いんだね
なんか、反抗期の弟みてるみたい。
「ほら・・・飴あげるから 目覚ましてくれない? じゃないと、私も帰れないし・・・」
「別に帰れなくてもいいだろ」
何言ってんのコイ・・・じゃなくて佐々木さん・・・
「ずっと二人でいようぜ?」
なんて、佐々木君は囁き
「は? って・・・」声出しちゃった。
「あー・・・はいはい それよりさっさと書類終わらせるから・・・」