無題
「こんなもんでよくね?」
「んー・・・いいでしょ・・・じゃぁ、終わり・・・お疲れさま」
っ!!
「ちょ、っと何すんの?」
立ち上がろうとして、急に引っ張られた。
「『ふたりでいよう』って言ったろ?」
「佐々木さん・・・まだ寝ぼけてる?」
「正常だよ? 橘さん」
「そう・・・なら鍵閉めるから出て・・・宿題終わらせなきゃいけないから 早く帰りたいの」
ホントに・・・帰りたいから・・・。
「宿題ならここでもできんだろ?」
はぁ・・・。
「そんなに佐々木さんは学校に居たいのね ならお好きにどうぞ・・・私は帰るから
お疲れ様でした また明日ね」
適当に振り切って 教室を出た