無題



「別にいいけど・・・帰れねぇんだろ?」

「別に・・・明日の朝になれば、母さんが帰ってくるから」

「探しに行くぞ・・・あと、・・・ボタン止めろ」

なんで俺は、見ず知らずの女ごときにこんな風になってんだか・・・。


「私ごときに、ドキドキしてんの?」

「ふざけんな・・・」

その通りだばーか。
今さらそう思う・・・。


「お前さ・・・この高校受けんの?」

「受ける気なかったら、こんなところ来ない」

「そ・・・」

「貴方は?」

「俺は、わかんね」


そんなこんながあって、
俺は何故かむっちゃ勉強を始めた。

なんでかわかんないけど、こいつと一緒にいたかった・・・。

一目ぼれ・・・? さむっ・・・
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