無題



今日はちょっと早めの登校で・・・。

なのに、すでに佐々木さんは居た・・・。

っぁ・・・。

昨日のことから、私はおかしくなってる・・・。

目が合うとどうも逃げるようにそらしてる。


「おはよう・・・ナオ・・・」

っぇ、あ、・・・


「おはよう・・・どうしかしたの? すごいテンション低いけど」


「別に・・・なんでもない・・・」


「そう・・・」


これはこれで、気持ち悪い・・・。


「はい  これあげる」

「っぇ・・・」


私が差し出したのは私のひるごはんになるはずだったパン。


「何があったのか知らないけど、今日の朝なんにも食べてないんでしょ?」


「べつに・・・」


「はい まだ時間あるから食べたら? そんなショウ・・・ショウらしくないよ」

なんとなく口に出すのは抵抗があったけど。

佐々木さんは驚いてる。


「ありがと ナオ」
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