無題



「俺でよければ・・・やりますよ?」

っ!!

わぉ・・・
手を挙げたのは、前の人・・・佐々木さん・・・。

ん?

前から手紙が回ってきた・・・。

『俺もやるから尚もやろ?』

どう考えても殴り書きだ・・・。

っていうか、
なんで私がやんなきゃいけないのよ。


『無理。』

それだけ書いて彼に渡した。

「んーじゃぁ、男子一人決定・・・尚・・・お前1人で大丈夫か?」

「んー・・・まぁ、大丈夫ですけど・・・後ろの橘さんもやってくれるって言ってるんで・・・二人でもいいですか?」

っ!!は!?

「・・・待って下さい。 私はやりませんよ?」

「っぇ・・・だって、さっきやってくれるって言ったじゃん・・・」

「言ってません・・・さっき渡した紙に『無理』って書きましたよね?」


なんで、
私がやんなきゃいけないのよ・・・。

「まぁ、そこは二人で決めてくれ。 男女一名ずつか、どちらか一名いればそれでいいから 取りあえず・・・今日はこれぐらいでいいか・・・あとは自由に終わるまで待ってろ」


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