不器用な君、一途なあたし

「すー、すー」



「…寝てる…?」



シャーペンを持ったまま俯いて寝ていた…



器用な寝方するな…



「樹里、寝てる?」


「あぁ」


桐丘が笑いながら


「ごめん、あたし帰るから暫くしたら樹里起こしてあげて」


と言った



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