不器用な君、一途なあたし


一瞬、理解できなかったけど


話の流れ的に
遊園地に連れてきたことを謝ってるんだろう


「朝木、顔あげて」



朝木がゆっくり顔をあげる


俺は…







ピシッ


「あだっ!」



デコピンした



朝木は額を押さえて唸っていた


俺は朝木の耳元に顔を寄せて



「朝木と一緒ならどこだっていい」



って囁いた


朝木は顔を真っ赤にしている



「わかったら暗い顔するなよ」



言ったら朝木はにっこり笑った




< 130 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop