不器用な君、一途なあたし



気分が沈みっぱなしで家に帰ると


「おかえり一樹!」



エプロンを着たあいつがキッチンから声をかけた



「なんであんたがご飯作ってんの」



イラつく…



「あんたじゃない!

あたしには夏樹って名前があるのよ」



あー…うるせ…



「そーですか」



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