不器用な君、一途なあたし

「あ、あたしは大丈夫
けど…宮瀬くんが…」

「平気」

低いけどしっかりとした声があたしの上から響いた

宮瀬くんの声だった…

「宮瀬くん、ホントに大丈夫?
痛そうだけど…」

あたしはおどおどしながら問うと

「大丈夫だから、心配するな」

言葉と微笑をこちらに向けてきた

か……


カッコいい…


絶対あたし、顔赤くなってるだろうな…


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