見えない ラブストーリー
「いつもそうやって、自分隠してるんだ?
愛想笑いして、綺麗な言葉使いして、化粧して。」
ーな、なんなのコイツ。
訳わかんない。
訳わかんないけど
「当たってる?(笑)」
そういって、彼はスっと立ち上がった。
「・・・なんでそう思ったんですか?
顔、引きつってました・・・?」
最近疲れてるもん。
顔に出てるのかなぁ。
「いや?それは分からないな。
俺、目が見えないんだ。」
・・・え?
「目が、見えない?」