見えない ラブストーリー
「ごめん。
少しビックリさせちゃったかな。
俺は千葉 涼太。19歳。
君は?」
「・・・如月 由梨。高校2年です。」
「なに?!高校生?(笑)
そっかぁ、年下なんだ!」
「あの、涼太さんは大学生ですか?」
「涼太でいーよ。
お前、さん付けするタイプじゃないだろ?(笑)」
「ーぷっ。
何それ!さすがに先輩にはするって!
・・・あ。」
「ぶはっ!
先輩って言ってさっそくタメ語!
いいよ、別に。
由梨の好きにしな?
それから俺は大学生。すぐ近くの大学に通ってる。」
「・・・うん。」
「さ、もう今日は帰りな。
気をつけて。」
ー本当だ。
日は沈んで、もうすぐ7時を回るころだ。