見えない ラブストーリー




「ごめん。
少しビックリさせちゃったかな。


俺は千葉 涼太。19歳。
君は?」



「・・・如月 由梨。高校2年です。」



「なに?!高校生?(笑)
そっかぁ、年下なんだ!」


「あの、涼太さんは大学生ですか?」



「涼太でいーよ。
お前、さん付けするタイプじゃないだろ?(笑)」





「ーぷっ。
何それ!さすがに先輩にはするって!


・・・あ。」



「ぶはっ!
先輩って言ってさっそくタメ語!


いいよ、別に。
由梨の好きにしな?
それから俺は大学生。すぐ近くの大学に通ってる。」



「・・・うん。」



「さ、もう今日は帰りな。
気をつけて。」




ー本当だ。



日は沈んで、もうすぐ7時を回るころだ。


< 12 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop