見えない ラブストーリー
ーもっと、話したい。
もっと・・・
「あ、あの!」
「ん?」
涼太は少しかがんで、由梨に耳を傾けた。
その瞬間、ふわっと彼の香水の匂いがした。
「明日も
ここに来れば涼太に会える・・・?」
そう言うと、彼は微笑んで
彼女の頭を撫でた。
「仕方ないから来てあげる」
ーーーぎゅっ。
「な、なにそれ!」
「お?お前ツンデレなの?
今絶対顔赤いだろ(笑)」
「は?何言ってんの!
赤い訳ないじゃん!!」
「可愛いな。お前。
ほら、また明日な。
腹減ってんだろ。さっきからお腹なってるよ。」
「ー///」