見えない ラブストーリー




ーーーーぎゅっ。



また、心臓が締め付けられた。



“可愛い”





何十回、何百回と言われた言葉なのに。




なんでこの人が言うとこんなに、嬉しいの?





「じゃあな。」





そう言って、彼は帰った。
しばらく、彼の背中を見たいた。




誰かに、また会いたいと思ったのは初めてだ。


誰かと、また話したいと思ったのも初めてだ。





「ああ、わかった。」
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