見えない ラブストーリー
第1章


「由梨ー!」


「千佳ちゃん。おはよう。」


「由梨今日も可愛い~!なんか、一緒にいるとみんなから注目浴びてるみたいではずいい~」


「なにそれ~?笑」


安藤千佳。
わたしと同じ、高校2年生。

彼女はとても可愛い。


でも、友達だなんて思ったことは1度もない。



彼女は注目されたいだけなんだ。


それにわたしを利用している。



だから、彼女もわたしなんか好きじゃない。






全部、分かっている。





わたしに寄って来る子は、みんなわたしの表面しか見ていない。



無論、わたしも本当の自分を出そうなんて
無謀なことはやめた。





わたしは孤独なのだ。
< 2 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop