ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
序章
見覚えのある
生徒がいた。

そいつは確か、
今日入ってくる
転校生のはず。

だけど、
どこかで
見たことがある。

誰だったけ・・・



「きゃぁ!!」

ドンッッ!!




鈍い音がしたかと思いふりむくと、



「うぁぁぁあん!!」


奴がいた。


「玉木。なんでお前いっつも・・・そこで転ぶんだよ」


「・・・先生ぇ」


涙目の琉花は俺を見上げた。


「どした。」


「痛い・・・頭が・・・うわぁぁん!!」

「だから泣くなってば。皆見てるだろが・・・」


このちびですぐ泣くガキ

玉木琉花。


俺にとって

手を焼く生徒であって


1番大切な女であった。


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