ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
琉花、大丈夫だろうか。
一人になったところを狙ったりしないだろうか。
とても不安だ。
本当は一緒にいてやりたい。
でもこれ以上つきまとうの、
事情を知らない琉花にとっては
俺はただの変態にしかすぎない。
運転しながら携帯を何度も気にしてしまう。
かかったら鳴るのに。
「はぁ・・・。」
何か邦是を大人しくさせる方法は無いのか。
『プルルルルル・・・』
!!
「どーした!?」
俺はすぐ電話に
出る。
「今夜は月がキレーだね。
先生♪」
・・・邦是光!?
「・・・なんでお前が俺の番号知ってんだ!」
「悪い?まぁ別にいーじゃん♪」
「・・・。」
俺はとりあえず車を止めた。
「それでさぁ、先生。
頼みたいことがあるんだ。」
「・・・なんだ。」
『絶対服従』
コイツに従わなければ、琉花が何かされる。
そんな約束だ。
・・・でも、どのみち、邦是光は約束を守らない奴だ。
琉花にちょっかいを出す可能性が高い。
でも、俺が光との約束を守らなければ、
琉花は本当に殺される。
利用されたっていい。
琉花の為なら・・・