ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
だから、
とりあえず、ニュースでも報じられたように、僕にフジテレビを出来るだけ破壊させた。
爆弾しかけたりしてね。
とにかく使いものにならなくさせたんだ。
あと、金もごっそり貰ったよ。
銀行のもね。
そして、
その際、僕がそのスパイが行った
インサイダー取引のデータを、
あたかも僕が偶然自ら発見したかのように見せかけて、
上層部の人達に告発されたくなければ、フジテレビを潰せと命令するんだ。
フジテレビは何もかも盗まれて壊されて、何もない。
だから、倒産をよぎなくされるってわけさ♪」
「・・・。
表向きでは、
お前は、いつものように憂さ晴らしにフジテレビを襲った。
そしてそこで偶然、インサイダー取引のデータを見つけた。」
「うん。」
「でも本当は、
全てフジテレビを潰す為の計画だったわけだな。」
「うん♪そーだよ。」
「・・・で、
その肝心のデータが偽物だったんだろ。」
「あれ、なんでわかったの?」
それぐらいだいたい見当がつく。
まさかこんな計画だったとは思っていなかったが・・・。
「まあ、いいや。
そーなんだよね。
僕は依頼された方の通りの場所で
キチンとデータを取ったよ。
だけど、おとりだったんだ。」
「・・・それで、本物のデータを・・・。」
「そう。
本物のデータを取りに探せ。
僕の代わりにね。」