ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...


「・・・よくわかりましたね。」

男は相変わらず不気味な笑みもやめない。

「あんたは、

もしくはあんたの連中は、

俺がフジテレビを襲撃した時に、

先に回りこんで、

あらかじめ作っておいた偽のインサイダー取引のデータを指定した場所にバックアップした。

そして僕はそのデータを本物と思い込み、

持って帰り、お前に渡す。

しかし、そのデータは偽物。

だからお前は、

『きっと誰かがおとりを作ったんです。

本物をもう一度取りに行って下さい。』

と、持ち前の腰の低い演技をし、

俺にもう一度データを探しに行かせる。」


「ほぅ・・・。合ってますよ?」



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