ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
千原先生は

誰も友達がいない私にかまってくれる。


私には先生しかいなかった。

なのになんでかな・・・。

あたし・・・先生怒らせちゃった・・・。

「ここ、いいですか?」


んっ・・・?

ぇっっ・・・?


「へっ・・・あ、あの・・・」

食堂にいる皆の視線が
こっちに集まる。

そりゃぁ、当たり前だ。

友達なんか一人もいない、
先生以外話もすることができない、

この私の目の前に、

今日、転校してきた、
超美形って言われてるの
超可愛いって言われてる先輩が・・・

・・・私は興味ないけど。

「座ってもぃいですか?」

っえ・・・。

な、なんで・・・。

「わ、私なんかより、他の方と食べた方が・・・」

たしかに・・・・・可愛い。女子のあたしより全然可愛い。

だけど私は・・・人と喋ることが出来ないし・・・・


「いやぁ皆、話しかけてくれるんだけどね。

なんか疲れちゃって。

一人で食べようかな、なんて。」

あ、私と食べようってわけぢゃ無いんだ。



よくよく考えたらあたしの周りしか、
席、空いてなぃし・・・。

「ど、どうぞ。」

「ありがとうございます。」


自意識過剰だこの女って思われたかも・・・。

「お弁当・・・可愛いですね」

「へ・・・?」

「自分で作ってるんですか?」

「は、はぃ・・・・・・。」

「へぇ。凄いなあ。
僕のところ、親が忙しいから
これからもずっと食堂だな。」


・・・・ふぅん・・・。









「玉木、行くぞ。」



・・・ん?


「ほら、弁当しまえ。」

「せ、先生!?」

「いいから来いっ!!」

「え・・・!?」

先生はいきなりあわられて、
私の手を引っ張て遠くへ連れていった・・・。



< 3 / 65 >

この作品をシェア

pagetop