ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...


「玉木って先生に遅ってもらってんの?」

「まぢでまぢで?」

「へっ!?」


先生が教室を出て行った後、
暇な男子達が私を囲んだ。

「えー、先生とできてんの?」

暇な女子もゾロゾロと・・・・

な、なんで私の周りに集まってくるの!?

私いつも一人なんだからほっとけばいいじゃん・・・

「ねー、なんで送ってもらったん?」

アップになって来る人達。

こ、怖い
で・・・でも、何か言わなきゃぁ・・・


「え・・・えっと。

えっと、文化祭の・・・看板を作ってて、

制服が・・・ペンキまみれになったから、

・・・それじゃぁ、歩いて帰れないねって・・・・・・・・・・。」


「・・・へー、そうなん。」

看板を作っていると軟禁されたことから応用した嘘をつくと、

皆はあっさりと納得した。


「つかさぁ、もぅ看板作ってんじゃん。ウチ達、役割何?」
「文化祭ってまだまだだろー。あれ役割り決めただけじゃん。玉木さん仕事早~」
「でも部とかはちょっとずつ準備してるって」
「帰りパフェ食わね?」


そしてゾロゾロと解散して行った。



< 34 / 65 >

この作品をシェア

pagetop