ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
#3
・・・あれ。
私、また寝てた?
また寝てるよね・・・。
おかしいなぁ。
ちゃんと千原先生に送ってもらったのに・・・。
あれ・・・この感覚。
布団の中・・・?
えっ?なんで寝てるの?
帰ってすぐ、寝ちゃったの?
見逃しちゃった!
「おじゃるまる!」
「・・・録っといたぞ。お子様め」
「え・・・?
千原先生・・・?」
起き上がると千原先生が・・・
「なんで部屋にいるの!?
変態ぃぃぃ!!」
「違っ・・・そーじゃねーよ!!
コラッ物投げるな!!
落ち着けって!!」
「帰って下さい!なんで勝手に私の部屋に・・・!」
怖いよ・・・
送ってって
言ったから
勘違い
させちゃったの?
変な気に
させちゃったの!?
「イタッ
玉木、
落ち着け・・・
これには事情が、コラ!コップなんか投げるな!」
どれだけ
物投げても
どれだけ
逃げ回っても
近寄ってくる!!
こっち来ないで!!
「玉木・・・っ、そんなもん投げたらお前もケガするだろ!」
先生は私の右の手首を掴んだ。
「・・・あたし、千原先生だけは信用してたのに」
私は遂に涙を流し、壁際で崩れてしまった。